キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




「2部屋とったからね。」



お母さんにそう言われてホッとする。



だってさすがに幼馴染でも同じ部屋はなんか…ねぇ?



しばらくするとお母さんが 菊 と書いてある部屋に入ろうとする。



菊は確か…『高貴』とか、『高尚』とかだった気がする。



そう言って入ろうとすると、



「アンタはこっちの部屋じゃないわよ。」



とお母さんに言われる。




「へ?なんで?お母さんはこっちなんでしょ?」



部屋に追い出されながらそう聞くと蓮斗のお母さんが苦笑いをしながら教えてくれる。



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