キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




【蓮斗、大丈夫だった?】



詩織……あいてぇな。


もし、もし詩織が俺があと半年しか生きられないって知ったらどうなるんだろう。



アイツのことだから……泣くだろうな。


アイツには……そんな顔をさせたくない。だから、知られないようにしなきゃな。



そう思っていると自然に涙が溢れてきた。




「くそっ……俺、まだ死にたくねぇよ…っ!」



まだ詩織の隣にいたい。詩織と一緒に過ごしたい。


あと半年しか生きられないなんて嫌だ。




ポロポロと涙が目からこぼれる。


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