キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「2部屋っていうのはね、私と詩織ちゃんのお母さんで1部屋、
蓮斗と詩織ちゃんで1部屋、だったんだけど…まずかったかしら?」
不安そうにそう言う蓮斗のお母さん。
「え…いや、あの……」
まずかったもなにも、私たちこれでも異性なんですけど。
「まずいに決まってんだろっ!絶対嫌だからな。コイツと2人なんて。」
そう言う蓮斗。
って、そんなに拒否らなくてもいいのに。
「蓮斗……そんな私のこと嫌いだったの?」
少し悲しくなる。
だって、ずっと一緒にいた幼馴染が私のこと嫌いだなんて……