キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
あぁ、やっぱ詩織が好きだ。
そんなことを思ってると、
「蓮斗が好き。」
ボソリと呟くような詩織の声が。
え、今なんて?だけど…詩織のことだからどうせ幼馴染として、なんだよな。
そう思いたいけど、顔を真っ赤に染めてる詩織を見て少しは期待をしてしまう。
「知ってるよ。」
自惚れんな。
「違うの。恋愛ーー」
ダメだ、これ以上言うな。
気づいたら詩織の口を手で押さえていた。