キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




ダメなんだ、そういうこと言われると。



好き、という気持ちがでかくなるんだ。これ以上、好きにさせないでくれ。



だけど、フラれたと思って、落ち込んでいる詩織は見ていられなかった。




「本当はこんなことしたくなかったけど。」



詩織の顎をつかみ、俺はキスをした。



キスをし終わると、真っ赤な顔してわけわからなさそうな顔をしている詩織。




好きなんだよ、この気持ちは何やっても変えられないって今気づいた。



おまえのために、俺のために、付き合うことはできないけど、

好きでいる気持ちは変わらない。いや、変えられない。




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