キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「おー、悪りぃな。」
そう言って合山は笑うのをやめた。
「なにかあったら相談しろよー?今みたいに素直にな。」
「うるせぇ。するよ、すればいいんだろ。バーカ。」
俺はそう言って合山に背を向ける。
そしてドアを開け、外に一歩踏み出すと、
「蓮斗、しょうがねぇから仲良くしてやるよ、感謝しろ。」
合山のそういう声が。
「ま、お前は友達少ないもんな。」
合山を見ずにそう言うと、後ろから不満の声が聞こえる。
「俺は多いって、少ないのはおまえだー!」
「うっせーな、黙れ。」
俺はそう言ってドアをガチャリと閉めた。