キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
合山の家からの帰り道。
前から中学生くらいの男子の軍団が歩いてくる。
……うるさいな。もっと周りを考えて歩けよ。
広がって歩いているやつらを見てそう思う。
そして、すれ違いざま、ある男子の声が俺の耳へと入った。
「は?死ね。」
きっとその言葉は普段から使っていて、バカとかと同じ感じで使ってるんだろうな。
軽い気持ちで、そういう事言ってるんだろうな。
俺も、中学生の頃よく言った気がする。
軽い気持ちで、何も考えずに普通に。
言われたこともあるかもしれない。
でも、クラスではよく飛び交うことがあったから、別に対して傷ついたりしなかった。