キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
それから他愛のない話をしながら過ごした。
「ちょっと私、喉乾いたからジュース買ってくるね!」
合山くんと蓮斗にそう言って、病室を出る。
「えっと…これにしよ。」
自販機で紅茶を買って病室に戻る途中、
看護師さんと蓮斗のお母さんが話してるところを見つけた。
「椎名さん、みんな応援してますから。蓮斗くんのこと。」
静まり返ってる廊下に響き渡るお母さんと看護師さんの声。