キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
言葉に詰まる蓮斗のお母さん。
「あ、蓮斗くん、頑張ってますよ、苦手な薬。忘れずに飲んでます。」
苦手な薬?確かに蓮斗は昔から薬が苦手だ。
だけど……悪いのは腰なんだよね?薬とかあるの?
「そうなんですか……このまま治ってくれたらいいのに…」
治る?腰のことだよね?
順調に進んでるんでしょ?
……嫌な予感しかしない。
すると看護師さんは蓮とのお母さんに微笑みかけた。