キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




***



「れーんとっ!」



蓮斗の病室に入る。




「詩織、来たのか。」



「蓮斗くんにプレゼントがありまーす!」



ふふふっ、と笑い鞄を漁る。



「なんだよ、くん付けで気持ち悪りぃし。」



「気持ち悪いとか言わないの。はい、これ。」



そう言って私は封筒を渡す。




「ん?なにこれ。」



蓮斗は不思議そうに封筒を開ける。





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