キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「へぇ、花の写真か。考えたな。」
封筒に入ってたのはさきほど菜の花畑で撮った花の写真。
何枚か入っていて、すべての花の花言葉が、希望とか明るい未来、とか。
「ありがとな、詩織。」
ニコリと微笑まられて、頬が赤くなってしまう。
「う、ううんっ、全然だよっ。」
俯いてそう言うと頭を撫でられる。
「サンキュー。嬉しいよ。」
ドクドクと胸が鳴る。
「私も、蓮斗が喜んでくれて嬉しい。」