キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




手紙だ。



紙になら書ける。素直な気持ちを。



「母さん……」



俺の隣にいる母さんに話しかける。



「なに?」



「……紙と鉛筆、くれ。手紙書く。」




俺がそう言うと母さんは一瞬だけ悲しそうな顔をしてから渡してくれた。



レターセットが2つ。



1つは合山で、1つは詩織かな。



特に詩織には伝えたいことがたくさんあるからー



俺は鉛筆を手に取った。



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