キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
しばらく話していると、
「眞鍋ちゃん、喉渇いちゃったっ。なんか買ってきてくれない?」
急にそんなことを言い出す合山。
「おい、詩織を使うな。自分でいけよ。」
俺がそう言うと合山は足を出した。
「俺さ、さっきくじいちゃって足痛いんだよね。」
そう言って肩をすくめた。
「へ、そうなの⁉︎ 合山くん、大丈夫?」
途端に心配そうな表情をする詩織。
「うん、だから…お願い。」
「うんっ、わかったよ!なにがいい?」
「んー……コーヒーがいいな。種類はなんでもいいよ、はい、お金。」
合山が詩織にお金を渡すと、詩織は病室を出て行った。