キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




「……おまえ、足大丈夫かよ。」




俺がそう言うと合山は足をブンブンと振り回した。



「ぜーんぜん、大丈夫。自転車で来たし。」



そう言って笑う合山に眉をひそめる。




「おまえ、嘘ついたのか?」




「あぁ。だって蓮斗、そうしないとはなさねぇじゃん。」



大真面目な顔をしてそういう合山。



ちょっと待て、話の意図が読めないんだが。



「つまり何が言いたい。」




俺がそう聞くと合山はため息をついた。



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