キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜



***



詩織へ


詩織がこれを読む頃にはもう俺はこの世界にはいないだろうね。


正直言って死ぬのは怖い。


この世界から俺が消えるんだよ?考えられるわけない。



俺がいなくなっても時は普通に進み続ける。


当たり前のことなんだけど、不安なんだ。



時が進むにつれ、俺の存在が薄れていくんじゃないかって不安なんだ。




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