キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




所有地ってことは、ここの土地は蓮斗のおじいちゃんの土地?



あの優しくて蓮斗同様、花が大好きなおじいちゃんの?



「えぇ、そうよ。所有地よ。おじいちゃんはね、花が本当大好きだったの…。

蓮斗はおじいちゃんっ子だったから蓮斗が花好きなのもおじいちゃんの影響かもね。」



ふふっ、と微笑む蓮斗のお母さん。



へぇ、そうだったんだ……。



「でも、俺だって来たのは久しぶりだぞ?最後に来たのもおまえと同じ日だし。」



そう言う蓮斗。


家から結構遠いからあれ以来、来てないそうだ。



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