キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「そろそろ帰りましょう。」
どれくらい、ここにいたのだろうか。
「あ、はい、蓮斗、行こう。」
「あぁ。」
今度は私のお母さんが運転するらしく、運転席に座っている。
「さ、家に帰る?」
「えぇ、もう疲れたし、そうしましょう。」
お母さんたちの会話を聞き流しながら携帯でマスデバリアについて調べる。
難しいことはよくわかんないけど、とりあえず菜の花畑にあることがめずらしいことはよくわかった。