キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「ね、蓮斗、蓮斗でも知らない花ってあるの?」
蓮斗にそう聞くとなぜかため息をつかれる。
「あるに決まってんだろーが、バカ。てか、知らない花の方が多いわ。」
へぇ、やっぱ蓮斗でも知らない花があるんだ……。
それだけ花の種類は多いんだよね。
「俺さ、将来植物関係の仕事つきたいんだよね。花好きだし。」
植物関係…。
「うん、蓮斗にあってると思うよ?」
「そうか?サンキュー。」
そうにこりと笑う蓮斗の笑顔はとてもまぶしかった。