キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「は?ちげーよ。」
蓮斗と合山の会話を聞いてため息をつく。
なんで一緒に帰るだけでそう誤解されるんだろう。私と蓮斗は幼馴染なだけなのに。
「えー、違うの?じゃあ…片想い?あの子って蓮斗がよく話してる幼馴染ちゃんでしょ?」
合山くんがそう言うと蓮斗はバンッと合山くんの机をたたいた。
「幼馴染ではあるけど……、片想いとかそんなんじゃねーからっ!バカ言うなっ!」
蓮斗はそう言って私の方に来た。
「……帰るぞ。」
「う、うん。」
蓮斗、機嫌損ねちゃったのかな。