キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
帰り道、重たい空気の中、蓮斗が口を開く。
「合山とのやりとり……聞こえてた?」
「へ?あ、うん。」
合山くんの席は廊下側だった。
結構私がいた場所と近かったから普通に聞こえた。
「そうか……。アイツ、俺のダチ。」
「蓮斗って1匹狼なのに帰る時わざわざ声かけるなんて、結構仲いいんだよね?」
蓮斗は小、中学校とそんなに仲いい人を作らなかった。
「あ?仲いいっつーか……アイツが話しかけてきたから、付き合ってやってるだけ。」
蓮斗はそう言うけど……それって結構仲がいいんだよね?