キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「あ、あとさ……別に俺おまえに片想いとかじゃねぇから。」
さっきの会話のフォローなのかそう言う蓮斗。
うん、それはわかってるよ、さっき否定してたじゃん。
「そんなの知ってるよ。私たちは幼馴染だもんね。」
「…………あぁ。」
蓮斗はそう返事して私の肩を抱き寄せた。
「…まぁ、例え幼馴染でも恋愛対象になったり、付き合ったりもできるけどな。」
蓮斗との距離が一気に縮まり、なぜか顔が赤くなる。
「そ、そうだけどっ、私たちはありえないよねっ!私たちはただの幼馴染なんだもんっ!」