キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「あたりまえでしょ。蓮斗と私はただの幼馴染だもんっ!」
私がそう言うと綾香はため息をついた。
「詩織、ただの幼馴染で縛り付けないで。幼馴染でも恋愛はできるし、
ただ小さい時から一緒にいるだけで血が繋がってるわけじゃないの。」
詩織にそう言われると、私の中でなにかが崩れた気がした。
幼馴染でも……恋愛……
なんでだろう、その瞬間に蓮斗のことが好きだって、思っちゃった。