キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
幼馴染の体調
それからしばらくがたった。
もうハッキリと蓮斗を好きだと自覚をしている私。
自覚をすればするほど好き、って伝えられないのはなんでなの?
疑問に思いながら、今は蓮斗と登校しています。
「蓮斗、顔色悪いけど…大丈夫?」
いつもより青白く、あまり喋らない蓮斗にそう聞く。
「ん?あぁ、ちょっとダリィだけだ。」
蓮斗はそう言ってニコリと笑う。
本当に…それだけ?大丈夫かな…。
心配しながら蓮斗を見てると、
「おー、蓮斗っ、はよ。」
後ろから男子の声がした。