キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「蓮斗……大丈夫かな…」
お昼休み、お弁当を食べながらボソリとつぶやく。
「詩織……そればっか。そんなに気になるなら見てきたら?私も行くよ?」
休み時間のたびにそうつぶやいてるから綾香にそう言われる。
「うぅ……でも……」
私のハッキリしない姿を見て綾香は立ち上がった。
「もう、行くわよ。ほら、立って。」
「う、うん。」
綾香に引きずられながら蓮斗の教室へと行く。