キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




「あ、蓮斗は……っ…」



「蓮斗?蓮斗は今病院よ。私は忘れ物をしたから取りに来たの。」



淡々とそう言うお母さん。



「だ、大丈夫なんですか?」



「えぇ、蓮斗のことだからただの熱よ。すぐ治るわ。」



蓮斗のお母さんはそう言って家の中に入っていった。



ただの熱……そうだといいな。



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