キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「蓮斗は完全復活とか自分で言ってたよ。
ま、でも心配だから無理はしないようにって言ってるけどね。」
私がそう言うと綾香はニコリと笑った。
「よかったわね。たいしたことなくて。」
「うん、蓮斗のクラスにもきちんと蓮斗を見てくれる人がいるからよかったよ。」
他のクラスメイトや先生もいるけど、やっぱ親しい友達の方が安心して任せられる。
「へ?誰?」
「え、合山くんだよ。」
私がそう答えると綾香は、おー、と手を打った。