キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




休み時間、合山くんの部活やらない理由を伝える。



「へぇ、バイトなんだぁ。まぁ、そんなところか。部活やらない理由なんて。」




なんで綾香はこんなにも合山くんのことを知りたがるんだろう。



もしかして……



「綾香って合山くんのこと好きなの?」



私がそう聞くと綾香は一瞬だけ目を丸くしてから笑い声をあげた。



「私が合山くんを?ないない。ってか、私には高嶺の花すぎるでしょ。」



あははと笑う綾香。なにがおかしいのだろう。


まぁ、綾香が合山くんを好きじゃないということがわかったからいいや。



「イケメンだから興味があるだけよ。」



綾香はそう言ってからお茶をゴクリとのんだ。


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