キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「綾香、おはよー。」
教室につき、席につく。
「あ、詩織、おはよう。」
カバンを机に置いて席に座る。
「詩織、蓮斗くん休みなの?」
綾香がそう聞いてくる。
「へ?うん、そうだけど、なんで……」
誰も教えてないのに、なんでわかったんだろう。
「いや、だってあんた分かりやすすぎだし。」
分かりやすい?私が?
でも分かりやすいから綾香もわかったんだろうけど……
「でも今日はなんか検査結果?とか言ってたから大丈夫だと思う。」
私がそう言うと綾香は頷いて笑った。