キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
【いや、なんか一応、念のため、らしいぞ。いい迷惑だっつーの。】
蓮斗のそのメールに一安心。
【そっか……。それなら仕方ないね。お見舞い行くねっ!】
当たり前のようにそう送ると、今度はすぐに返信が来た。
【いや、来なくていい。てか、来るな。
病院は菌がたくさんあるからうつるかもしれねえから。絶対来るなよ?】
蓮斗は優しいからか、そんなことを言ってくれるけど、
逆に心配だった。
だって、あんなに来るのを拒否するなんて、おかしいもん。