虹をみつめて…。
なぎの言う通りかもな…
俺は笑って『ありがとう』と言うと、なぎは「やっぱり笑った方がいい」と言ってくれた。
そして、遠くの空を眺めた。
「私、空の上からちゃんと碧斗が笑って生きてるか監視しとくからね!」
まるで本当に死ぬみたいに…
なぎ…
諦めるなよ…
『なぎ…』
「ふふっ、これ渡せるうちに渡しとくね」
そう言って手紙を渡されたのが、なぎと会った最後の日だった…。
-碧斗 side end-