虹をみつめて…。




お花を買い、坂道を上がること3分弱…




『着いたよ』





奥から三列手前の場所だった。


お墓には武藤と記されていた…


お墓を見ると本当に亡くなってるんだって思う。


真紘は枯れた花をとって、墓石に水をかけていく…


お墓参りに来てる人みんな、大切な人を亡くした人たちなんだよね。


生きている限り、大切な人を亡くさない事なんてない。



いつか必ずそんな時が訪れる…





『何回来ても慣れない…』






弱々しい真紘の声と共に、涙を流していた…ーー



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