虹をみつめて…。



わからないところはもうないくらいに、数学を教えてもらった。


なっちゃんと穂尭はまだ楽しそうに化学を勉強していた。


で、碧斗はまた幸せそうな顔をして寝ている…


一度は起きた癖に。


碧斗の隣に座って、ほっぺたをつっつく…


柔らかい…-




「起きなきゃ赤点取るよー?」




私の行動にぎゅっと目を瞑り、逆方向に顔を向いてしまった。


真っ黒の髪の毛がさらさらしている。


女の私でも憧れるぐらい綺麗な髪。


触りたくなる。




< 164 / 360 >

この作品をシェア

pagetop