虹をみつめて…。
⒐ 笑っててよ

夏休み



夏休みに入る少し前…




『…色々あったけど、元カノ…奈々とより戻しました。』




そう昼休みに碧斗が私達に言った。


恥ずかしそうに目を逸らしながら…


でも、嬉しそうな表情をしていた。




「良かったよ…うんうん。
やっぱり碧斗と奈々だよ!」




なっちゃんは碧斗を捕まえて色々聞き出している…


だって碧斗の彼女さん…奈々ちゃんは、なっちゃんの友達なんだもん。


気になっちゃうよね。




『はい!はい!
俺も黙ってたけど彩葉と付き合ってるよ』


「何今更?
そんな事とっくに知ってるって」


『えっ!?』




あっ!


言ったらダメだったのかな…?


仲直りした後、付き合ったってその日のうちになっちゃんに伝えたんだった!


真紘…ごめん。




『あっ!
そうだ、3ペアできたならもち、夏祭り行くよな?』


「えっ!?
穂尭それ私聞いてないんだけど!」




夏祭りのチラシをみんなに見せてニヤリと笑った穂尭だったが、すぐに口をポカーンと開けた…




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