虹をみつめて…。
「初めまして…奈々です」
碧斗の後ろに少し隠れながら手短に自己紹介した奈々ちゃん。
それを見て私達も奈々ちゃんに名前と軽い自己紹介をした。
薄紫色の浴衣に身を包んで、背が小さくて可愛いらしい…
「奈々良かったね!
碧斗と寄り戻せてさ」
「夏奈のおかげで…
ほんとありがと!」
二人の様子を微笑みながら見ている碧斗。
碧斗良かったね。
お似合いカップルだ♪
『彩葉も色々ありがとな…』
「いやいやいや!
私は何も…」
今までの碧斗とは少し違って見えた。
みんな笑顔になって良かった…
『じゃ、これからは別行動で!
20時にまたここに集合な♪』
穂尭の言葉にみんなが頷き、散らばって行く…
なっちゃんは穂尭に寄り添って
奈々ちゃんと碧斗は、奈々ちゃんが一歩前に出てはしゃいでいた。
『ほら、行こ?』
真紘に手を差し出され、手を繋ぐ…
初デート…