虹をみつめて…。



緊張して目をぎゅっと閉じてしまった…




『いや…?』


「うぅん、ちょっと緊張して…」




目を開けると優しく私をみつめる真紘の目があった。


その穏やかな笑顔に心が落ち着き癒されていく…




『目…閉じて?』




こくりと頷き、そっと目を閉じる…


そしてゆっくりと私の唇と真紘の唇が重なった…


これがキスなんだ。


何度も何度も角度を変えてお互いにキスをし合う。


なんか頭がクラクラするぐらい気持ちいい。


このまま溶けてしまいそうな…


そしてゆっくり唇を離し、目を開けると恥ずかしそうに私から目を逸らす真紘がいた。


頬、赤い…




『やっぱ恥ずかしいな…』


「うん」




きっとこの先、こういうキスを何回できるんだろう?


まだ付き合い始めたばかりだ。


真紘がこんなにも近くに感じれるなんて…


もう好きで好きでたまらないや。




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