虹をみつめて…。
やっと真紘が甘えてくれる…
『心配かけてごめん…』
「うぅん」
『あー…やばい』
「何が?」
『また抱きしめたくなってきた』
えっ!?
いや…
嬉しいけど、面と向かって言われると恥ずかしい。
だから目を逸らしてしまう…
絶対今、顔赤いよ…
『嫌?』
「嫌、じゃない!
ただ恥ずかしくて…」
『ははっ、顔赤いよ?』
バレてる…
なんでもお見通しなのかな?
そんなことを考えていると、ぎゅっと抱きしめられた…
真紘の腕の中にいる感じがすごく好き。
真紘の胸に顔を沈めると、胸の鼓動が聴こえそうだ。
安心する…