虹をみつめて…。


やっと真紘が甘えてくれる…




『心配かけてごめん…』


「うぅん」


『あー…やばい』


「何が?」


『また抱きしめたくなってきた』




えっ!?


いや…


嬉しいけど、面と向かって言われると恥ずかしい。


だから目を逸らしてしまう…


絶対今、顔赤いよ…




『嫌?』


「嫌、じゃない!
ただ恥ずかしくて…」


『ははっ、顔赤いよ?』




バレてる…


なんでもお見通しなのかな?


そんなことを考えていると、ぎゅっと抱きしめられた…


真紘の腕の中にいる感じがすごく好き。


真紘の胸に顔を沈めると、胸の鼓動が聴こえそうだ。


安心する…





< 325 / 360 >

この作品をシェア

pagetop