虹をみつめて…。





《キーンコーンカーンコーン…》





2限目終わりのチャイムが鳴った…



ゆっくり席を立ちあがり、真紘くんの机の前に立った。



場が悪そうに目を一度逸らしてから私をみつめてきた。



人に謝るのってすごく緊張する…


早く言わなきゃ。





「昨日はごめん。
しつこく聞きすぎたよね。」




目線を下に落とし、目をギュッと瞑った。


周りの声や音が聴こえなくなるように感じた…


緊張してそうなっているのかな…











< 86 / 360 >

この作品をシェア

pagetop