虹をみつめて…。



ひんやりとしていた体育館は、今では熱気で熱くなっている。


まるで部活の試合みたいに、みんな真剣にプレーしている。





『なぁ彩葉、そう言えば神代は?』




真紘が不意に聞いてきた。


そう言えば今日、1限目はいたのに今は碧斗の姿は体育館中何処にも見当たらなかった。




「ごめん、ちょっと探してくる!」


『いいけど次って卓球だから、それまでに戻ってこないと…』


「んー、多分それまでに戻る!」




簡単な返事をして私は体育館を後にした…



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