恋の定義──そして今日も、君を想う──
「酒が飲める歳なら、もっと楽しいんだろうな。」

シンヤが呟く。

「泡盛とか?」

「そうそう。なんかオシャレなバーがそこにあった。何年かしたら、また来たい。」

「泡盛飲みに?」

「そう。」

シンヤとユウの会話を隣で聞きながら、レナとマユは可笑しそうに笑う。

「泡盛飲むために来るかは別として、大人になっても一緒に旅行とか、出来るといいよね。」

「うん。」

優しい島唄を聴きながら、4人は大人になった自分達に思いを馳せた。


(ずっと、みんなとこんなふうに仲良く出来たらいいな。)


< 101 / 541 >

この作品をシェア

pagetop