恋の定義──そして今日も、君を想う──
遠い日の二人⑤――春休み・18歳の誕生日――
高2の3学期が終わり、春休みに入ってまだ間もないある日。
ユウは一人、部屋でギターの弦を弾いていた。
すると、テーブルの上のスマホがメールの受信を知らせる。
受信画面を開くと、ユウの口元がほころんだ。
(レナからだ。)
“クッキー焼いたよ。一緒に食べない?”
レナからの短いメールに、ユウはそそくさと返信する。
“ありがと。部屋にいるよ。”
ユウは一人、部屋でギターの弦を弾いていた。
すると、テーブルの上のスマホがメールの受信を知らせる。
受信画面を開くと、ユウの口元がほころんだ。
(レナからだ。)
“クッキー焼いたよ。一緒に食べない?”
レナからの短いメールに、ユウはそそくさと返信する。
“ありがと。部屋にいるよ。”