恋の定義──そして今日も、君を想う──
「ホント、いつもレナと私に対する態度、違いすぎだからね?!」

「そうか?」

ユウは気にも留めないふうに少し笑う。

「クラス発表、見た?」

「うん。私もマユも、5組だったよ。」

「オレも一緒。」

ユウが同じクラスだとわかると、レナは嬉しそうに微笑んだ。

「また、一緒だね。」

(かわいいな…。)

一瞬、レナに見とれてしまうユウの脇腹を、マユがひじでつつく。

「片桐ぃ、今さっき、久々に来たよー。」

「ん?何が?」

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