恋の定義──そして今日も、君を想う──
ユウが、学校を辞めて、突然いなくなった。

その理由も、どこに行ったのかも、誰も知らされてはいなかった。

二人の思い出の指輪だけをレナの元に残し、何も言わないで姿を消した。

(ユウ…どこに行っちゃったの?もう、会えないの…?どうして、何も言ってくれなかったの…?ユウ…。)


ユウが残した指輪を握りしめ、レナは一人、毎晩ユウを思いながら泣いた。

(急に遠い存在になったと思ってたら…本当に、遠くへ行っちゃった…。)



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