恋の定義──そして今日も、君を想う──
背が高くて頼もしかった。

大きな手で優しく頭を撫でてくれたり、はぐれないようにと手を繋いでくれたり…レナが雷に怯えている時には、優しく背中を叩き、ギュッと抱きしめてくれた、いつも守ってくれた優しいユウ。

そんなユウが、突然なんの前触れもなく大人の男に豹変して、いつも守ってくれたその手でレナを押し倒した。

それからユウは、レナのことをまったく見なくなって、たくさんの女の子と噂になって…。

何も言わずに、消えてしまった。

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