恋の定義──そして今日も、君を想う──
担任の倉沢が教室にやって来るとHRが始まり、簡単な自己紹介が行われた。

シンヤは去年1年間、シアトルに留学していたので、ひとつ歳上らしい。


自己紹介が済むと、委員の選出が始まった。

するとシンヤが、突然手を挙げる。

「ハーイ!!オレ、レナちゃんと一緒に学級委員やりまーす!!」

「ええっ?!」

ユウとマユが驚いて大きな声を上げる。

レナは突然のことに、目をぱちくりさせた。

「ちょっと三浦、いい加減にしなさいよ!!レナ、そんなこと一言も言ってないでしょ?!」

マユがシンヤに怒鳴る。

< 28 / 541 >

この作品をシェア

pagetop