恋の定義──そして今日も、君を想う──
(な…な……?!)

アヤの言葉を聞きながら、レナはまだ熱いミルクティーを急いで飲んだ。

「でもさぁ、終わった後はすぐに帰っちゃうんだよねぇ…。これって彼女になれる見込みないのかなぁ…。」

「そうなの?それはちょっとねぇ。どうかと思うよ。」

「体目当て?セフレ?」

「他にもユウくんとエッチしたって子、何人か知ってるしなぁ…。」

(そんなにあっちこっちで?!)

「あの見た目だしさぁ、ユウくんモテるんだよねぇ。だから逆に他の子たちには負けたくないって言うかぁ…。」

やっとの思いでミルクティーを飲み干すと、レナは紙コップをごみ箱へ投げ捨てた。

(もう…何も聞きたくない…!!)

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