恋の定義──そして今日も、君を想う──
「レナが写真撮るの?」

「うん。文化祭で、ユウたちのライブの写真、撮っちゃおうかな。」

「ホント?」

「うん。」

「じゃあ、かっこよく撮ってもらえるように頑張らないとなー。」



微笑みながら会話している二人を、シンヤが少し離れた場所で見ていた。

(へぇー…レナちゃんって、あんなふうに笑ったりするんだな…。)


いつもクールなその表情を崩さないレナが、安心しきったようにユウに微笑み掛けている。

ユウもまた、同じように穏やかに笑って、愛しげにレナを見つめている。


(あの二人って…付き合ってないとか言ってるけど…本当はお互い、すっげー好きなんじゃねぇの?)

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