恋の定義──そして今日も、君を想う──
翌朝。

ユウが目覚めた時、レナの姿はどこにもなかった。

いつも用意してくれる朝食も、今日はなかった。

不安になってレナのスマホに電話してみるものの“電源が入っていないか電波の届かない場所に…”と、機械の音声が流れる。

(レナ…もしかして、オレのことがイヤになって出て行ったのか?!もしレナが戻って来なかったら、オレは……!!)

レナがいない部屋で一人、不安に駆られながら仕事に出掛ける用意をするユウだった。
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