恋の定義──そして今日も、君を想う──
でも、本当にそんな状況になったとしても、とレナは思う。

(恋人同士なんだから…いつかはそんな日がくると思ってはいるけど…。そうなったらなったで…どうしていいのかわからない…。)

頭の中を、レナのコンプレックスと不安がぐるぐると駆け巡る。

“あの色気のなさでは満足させてあげられない”と言われたことをふと思い出すも、レナは小さく首を傾げた。

(それって…何に対しての“満足させてあげられない”なんだろう?)


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