恋の定義──そして今日も、君を想う──
「ダメ…?」

ユウは、少し寂しげに呟く。

「やっぱオレ…そんなに信用ない…?」

ユウはレナから手を離すと、ゆっくりと立ち上がり、自分の部屋へ戻って行く。

その後ろ姿を見ながら、レナはユウを引き留めることも、身動きすることもできないでいた。

(違うの…。だって、私…あの子たちみたいに色っぽくもないし…それに、こういう時…どうしていいか、わからない…。)


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