恋の定義──そして今日も、君を想う──
「文化祭までに新曲作って仕上げるつもりだったんだけどな…。」

「文化祭の準備、残りは実行委員に任せて、当日までこっちに専念しようぜ。実行委員にはオレから頼んどくから。ユウの曲さぁ、オレ、けっこう好きなんだわ。」

「そう…?誉めても何も出ないよ?」

シンヤにさらりと誉められ、ユウは思わず照れ隠しを言う。

「ユウ、作詞は?」

「うーん、しなくはないけど。なんで?」

「ラブソングとか…作んねぇの?」

“ラブソング”と聞いて、思わずユウはレナを思い浮かべて真っ赤になる。

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